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第3回香川フォトグランプリ

蜂須賀 秀紀

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総評

​昨年に続き作品審査いたしました。最初に一人ずつ予選通過作品を選定して一人一点又は2点選びました。

その時点で気が付いた事は合成作品と演出写真が多いようでした。

​私はストレート写真でも加工写真でも作品内容が良ければ評価いたします。

 

香川県は私の知る範囲では合成写真が上手い方が多いと思います。

又、演出写真の中で家族又はご夫婦に見立てた見事な演出がありましたがレベルが同じ位なので入選止まりでした。

私の審査はいろいろなテーマを賞にしますので同一テーマが残り、比較して賞に入らなかった人が数名いました。

前回批評に書きましたがA4サイズの出品作品の中で最終仕上げが悪く失敗した人がいますので作者の狙い

 

通りのプリントに仕上がっているかチェックして応募して下さい。

このコンテストは落選する人が多く、入選作品と差がなく落ちる人もいますので大変申し訳なく思っています。

​被写体から作者が感じた事を個性的に作画しましょう。

グランプリ 賞

   夫婦鶴   木村 力

全国の公募展の審査をして感じる事は野鳥写真と夜空の作品応募が多い事です。デジカメになり写しやすく

成ったからだと思います。この作品はその野鳥写真ですがよく見かける写真とは違い、

 

自然写真であり絵画的作品にもなっています。

撮影場所の選び方から霧の出た撮影条件までフォトジェニックです。二羽の鳥のシャッターチャンスも

 

見事であり素晴らしい作品です。

特選

   閃光炸裂   高橋 弘

作品作りは作者の狙いが大切ですが、香川県の富士山に似た山をテーマに稲妻を組み合わせた発想が良い

 

思いました。雷写真は比較明合成のテクニックで作品作りをする人もいますが怖い被写体であり雷の出る

 

予測など中々撮れない被写体と思いますが、努力作です。

   

   85番札所を巡る 森田 裕

ケーブルカーに対しての撮影ポジションと光線状態の計算が良く、しかも輝く線路をモノクロ表現に

 

作画した事が作品を強くしています。画面上部の山、雲を配す事によりスケールの大きさが出て作品が強くなりました。

普通に撮影すると平凡な写真に終わる場所をこれだけ個性的に表現した作者の技量は見事です。

審査風景

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